眉間のシワは不機嫌そうに見えたり、怖そうに見えたり…
ない方が良いと眉間ボトックスを計画されている方も多いのではないでしょうか?
眉間のシワは表情筋によるシワの代表選手ですので、眉間ボトックスは広く行われています…しかし、稀に「まぶたが下がった。」とか「つり目になった。」などの副作用も耳にします。
美容治療の基本とも言える眉間ボトックスですが、今回は眉間ボトックスで起きる可能性のある副作用について解説します。
眉間ボトックスの副作用・合併症・リスクは?
眉が吊り上がってしまうスポックブロー
それは眉毛の外側が上がり過ぎて、吊り上がった眉になってしまうというものです。スタートレックのミスタースポックのようなので、スポックブローとも呼ばれます。
いくら眉間の皺がなくなってもミスタースポックのような眉は困りますよね。
眉間ボトックス では皺眉筋をターゲットにボトックスを注入します。しかし、すぐ近くに額の前頭筋にもボトックスが効いてしまうことがあります。
スポックブローは、前頭筋内側にもボトックスがしっかり効いて眉頭が下がってしまい、さらに眉の外側を上げる癖が元々強い場合に起こりやすいです。
でも、ご心配なく。
スポックブローは上がり過ぎている眉山の直上にボトックスを少量注入することで改善します。
ボトックスで目が開かない⁉︎
眉間ボトックス では皺眉筋をターゲットにボトックスを注入しますが、そのすぐ下には上眼瞼挙筋というまぶたの開閉に関わる筋肉があります。ここにボトックスが効いてしまうと、目が開けづらいという非常に厄介な症状が出てしまいます。
スポックブローはボトックスを再度少量追加することで和らげることができましたが、開眼障害はすぐに直すことができません。ボトックスの効果が弱くなる4、5か月もの間、まぶたが開けづらい状態が続いてしまうので、起こさないよう細心の注意を払う必要があります💧
開眼障害を防ぐには、ボトックスを皺眉筋にのみ効かせ、上眼瞼挙筋に作用しないように気をつけないといけません。そのためには、刺入する針の向きを眼輪筋とは逆の方向にする、眼輪筋にボトックスが流れないよう施術する際に指でブロックするなど、細かい注意が大切です。
ボトックスを安心して受けられるクリニックとは?
ボトックスは医師の技術により治療結果が大きく異なる美容治療です。ですが、安心して治療を受けられるクリニックを見つけるのはなかなか難しいと思います。
ひとつの方法として、副作用について医師に質問してみるというのはオススメです。副作用について質問された時に、嫌がらずに誠実に答えてくれる医師は、日頃から副作用を起こさないような施術を心がけていることが多いと思います。
ボトックスの経験が十分ある医師でも、ボトックスは1回でパーフェクトに効かせるのが難しい施術です。ボトックスの必要量というのは個人差が大きく、効き過ぎは避けたいので、初めての患者さんの場合は控えめな注入量になりがちです。
ですので、ボトックスに慣れていない方の場合は、効果が弱いようなら無料調整で追加してもらえるクリニックが安心かもしれません。
また、スポックブローが出た場合、すぐに調整してもらえるよう近くで予約の取りやすいクリニックがオススメです。
私としては、患者さんが調整に来てくださったり、2回目・3回目と経過を見せてくださると段々と筋肉の癖が正確に分かり、ボトックス施術の精度が上がるので大変ありがたいです。
当院をご利用の方は、調整には遠慮なくお越しくださいね!
「ボトックスは不自然になる。」とか、怖い情報が出回り、避けていらっしゃる方も多いです。でも、これほどコストパフォーマンスの良い美容治療はありませんので、デメリットについても答えてくれるような信頼できるクリニックを見つけて、ぜひ試してみていただけたらなと思っています。
シワ取りクリームを塗っては「効かないな〜。」とため息をついているのはもったいないです💦
【本日のまとめ】
◎眉間ボトックスの副作用で絶対ダメなのは開眼障害!
◎スポックブロー(吊り眉)は調整可能なので相談を!
◎ボトックスは無料調整してもらえる近くのクリニックで受けるのがオススメ!
眉間のシワはまだ刻まれてはいないしボトックスはまだ不要?
ボトックスは何歳から始めるべきか疑問に思われている方は下記ブログもご覧ください。
最後に
当院のボトックス・ヒアルロン酸注入などのしわ・たるみ治療は、ご遠方からも多数ご来院いただいている人気の治療メニューです。しわ・たるみ治療にご興味のある方は、こちらもご覧ください⤵︎