「小顔になりたい!」「歯ぎしりがひどいから。」など様々理由でされる方の多いエラボトックス。今回はエラボトックスの治療手順・経過・効果の持続期間・治療頻度についてこのブログの記事でお話ししていきますね。
エラボトックスの治療手順について。どこに打つの?痛みは?
エラボトックス(咬筋ボトックス)は咬筋の深い層に注入します。
①何度か噛み締めていただき、咬筋の位置を確認し、注入する位置を決めます。
②保冷剤で注入部をしっかり冷やして消毒。
③針を刺入し、咬筋を貫いて骨の手前まで針を進めてから、ボトックスをゆっくりと注入していきます。
④これを数回繰り返して終了です。
エラボトックスを体験したスタッフの感想は
「ん、、思っていたより痛くない。というかほんの少しチクッとするけど全然平気!」
ということでした。
ボトックスの施術で使用される注射針は30Gととっても細くて痛みはそれほど強くはありません。インフルエンザの予防接種で使用される針よりも細く、血糖測定器などに使用される針と同じくらいの細さです。
針による痛みはそれほど強くありませんが、骨に近い咬筋の深い部位に注入するので、歯科治療で歯を削る時のような響く感じがして苦手という声も時々聞きます。
痛みの感じ方は個人差がありますが、治療にかかる時間は2、3分程度でごく短いので比較的我慢しやすく、治療後にまで痛みが残ることもありません。
エラボトックスの効果はいつから出る?
エラボトックスを体験したスタッフの感想では、「施術後3日目くらいから硬いものを食べると顎がいつもより疲れるような違和感が少しありました。食事が噛めない、喋りづらいなど日常生活での支障はなく過ごせました。」とのことでした。
このように個人差はあるものの、注入後数日間の効きはじめの時期は硬いものが噛みにくいなどの軽い違和感は出る可能性があります。
治療後3、4日で筋肉に力が入らない感じが出始めて、咬筋の収縮は抑制されますので、食いしばりや歯ぎしりの軽減もこの時期に実感されることが多いです。食いしばりや歯ぎしりは治療後3、4日でスムーズに改善するのに対し、小顔効果やエラ張りの改善はもう少し先になります。エラ張りは長期間の食いしばりや歯ぎしりにより大きく発達した咬筋によるものです。大きく発達した咬筋が通常の大きさにまで小さくなるには治療後4週間〜6週間以上かかります。
下記はエラボトックスを体験したスタッフの経過写真です。
治療後4週間の時点では、咬筋が少しずつ小さくなり始める頃です。
エラボトックス(左:治療前 右:治療後4週間)
当院では1カ月間の無料調整期間を設けていまして、エラボトックスも効きすぎや効かなさすぎを防ぐようにしています。慎重に経過を追いながら必要なボトックスの量を調整をしていくことで、凹み・たるみ・老けた…などが出ないような施術を心がけています。
エラボトックスの効果は何日後から出るのか?
☑️歯ぎしり・食いしばり・顎関節症に対する改善は治療後3〜4日
☑️小顔効果・エラ張りの改善は治療後4週間〜6週間以上
エラボトックスの治療頻度について。何ヶ月おきに打つ?
ボトックスの効果持続期間は約4〜5カ月です。
これは筋肉の収縮を抑えることができる期間ということになります。
エラボトックスの後4〜5カ月経つと次第に筋肉の収縮力も戻ってきますが、咬筋の収縮力の戻りは歯ぎしりなどの習慣によっても異なります。
歯ぎしりや食いしばりがある方は、日々筋トレをしているようなものなので、咬筋の収縮力も戻りやすいです。
反対に食いしばりなどの習慣がない方の場合は咬筋の収縮力もそれほどすぐに戻らないことも多いです。
ですので、エラボトックスの治療間隔は一般的には5〜6カ月毎ですが、個人差があり一概には言えません。
咬筋の収縮力が弱まっているのにも関わらず不必要にエラボトックスを打ち続けると、咬筋が萎縮してしまい、頬の凹みやたるみが気になることもあります。医師に診察してもらって適切な治療頻度は決めましょう。
エラボトックスは何ヶ月おきに打つ?
☑️治療頻度は一般的には5〜6カ月毎
☑️適切な治療間隔は咬筋の大きさや収縮力次第で変わる
今回のブログ記事ではエラボトックスの治療経過や効果の持続期間、治療頻度についてお話ししました。
咬筋が発達している方にエラボトックス行うと小顔効果が得られるので、小顔ボトックスとも呼ばれていますが、エラボトックスをすれば誰もが小顔になれるわけではありません。お顔が大きく見える原因によっては、エラボトックス以外の治療が良いこともあります。詳しくは小顔になりたいをご覧ください。
当院はエラボトックスやその他のボトックス・ヒアルロン酸注入など、しわ・たるみ治療に力を入れており、ご遠方からも多数ご来院いただいています。しわ・たるみ治療にご興味のある方は、“はだいろは“のたるみ治療とは?もご覧ください。