猛暑日が続いていますが,いかがお過ごしでしょうか。
先日,神戸の方で皮膚科医をしていらっしゃるお若くて可愛らしい女医さんが,当院に見学に来て下さいました。6月に私が講演させていただいた皮膚科学会総会のランチョンセミナーで生まれたご縁でした。
子育てとの両立,開業医の良いところや大変なことなど,色々お話しさせていただく中で、「やっぱりこのクリニックを始めて良かったなぁ。」と、自分の想いも再確認できて新鮮な気持ちが蘇ってきました。
この仕事をしていて嬉しいのは、何と言っても…患者さんがキレイになられて喜んでくださる姿を見られることなんですよね。
綺麗事を並べているようで、何だか照れてしまって、なかなかスタッフにも真正面から伝えられないのですが、患者さんのニキビが治ったときや、シミやシワが良くなって患者さんがニコニコ笑顔になられているとき…そんな瞬間、私も自然に笑顔になります。心から嬉しさが込み上げてきます。
日々そんな気持ちで仕事をさせていただけて感謝いっぱいです。ありがとうございます(^^)
さて、ブログの本題に入りますね。
たるみ改善のためにヒアルロン酸注入についてお話する際に、良く患者さんからお受けする質問にこれがあります。
「ヒアル顔(ヒアルロン酸顔)になりませんか?」
一部の芸能人の方などの例がありますので、行き過ぎた注入治療により、不自然なお顔になることを心配されているようです。反面教師として学ぶために、「ヒアル顔にはどうやったらなるのか?」について3回に分けて書いています。
〜その1〜をまだ読んでいない方はこちらから⬇︎
ヒアル顔(ヒアルロン酸顔)にならないですか?〜その1〜たるみ治療の疑問を解決!
〜その2〜をまだ読んでいない方はこちらから⬇︎
ヒアル顔(ヒアルロン酸顔)にならないですか?〜その2〜たるみ治療の疑問を解決!
本日は〜その3〜になります。
ヒアル顔になる三要素のラストは、依存性です。
ヒアルロン酸注入などの美容医療は、とても便利なものです。5歳、10歳と若々しく見せることも可能で、使いようによっては大きな喜びをもたらしてくれるものでしょう。
今のままでも十分幸せで満足はしているのだけれども、キレイになるともっと幸せ
というのが、美容医療をうまく使いこなせる心の在り様だと感じています。
当院の患者さんに私がよくお伝えしているのが「美容治療は絶対にしなくちゃいけないものではないです。でも、することで幸せな気分になれるのなら、誰に遠慮する必要もないので、堂々とされたらいいと思いますよ。」ということ。
美容医療は自分を幸せにするものであって欲しいです。
もし、美容医療を自分の満たされない部分を埋めるために利用していると、沼に引き摺り込まれる可能性があります。
勤務医時代に出会った患者さんの中には、明らかに度を越しているのに際限なくほうれい線への注入を希望される方もいらっしゃって、その様な方とお話する度に「どうしたらここから抜けられるのだろう?」と悩んだり、悲しい気持ちになったりしました。
きっと注入後のほんの僅かな時間は気持ちが休まるのでしょうが、すぐまた自分の顔を見てコンプレックスが疼き出すので、終わりがない戦いになってしまいます。このような美容治療は辛いですね。
不足を埋めるのではなく、幸せのスパイスをちょこっとプラスするような治療をしていきたいと思っています♪
美容治療はあくまでも裏方です。
主役は患者さん自身なのですから、主役の魅力をより輝かせるような治療をしたいですね!
本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!