涼しくなってくると、シミ除去のご相談が増えてきます。
今日のブログはこれからシミ治療を計画されている方向けになります。
クリニックに行かれる前にぜひ知っておいてほしいことを書きましたので、ぜひ一度目を通していただければと思います。
シミ取りレーザーはすぐできる?
「シミ除去希望です!休暇があるのでテープも貼れます。お願いします!!」
と準備万端で美容クリニックに行かれても、残念ながらレーザー治療が出来ない場合があります。
※ここで言うレーザー治療はシミ除去用のカサブタのできるものを指しており、レーザートーニングではありません。
日光によるシミにはもちろんレーザーが必要!
しかし、シミに肝斑を併発しているような、レーザーによる色素沈着が強く出そうな肌質の場合、いきなりレーザーをすると濃い色素沈着に何ヵ月も(〜時には何年も!!)悩むことになります。
(万一、濃い色素沈着が出てしまっても薄くする方法はありますので諦めずご相談ください。)
肝斑があるなら、レーザーは慎重に!
肝斑がある場合は、まずはスキンケアやメイクの見直しとトラネキサム酸内服から慎重に開始します。
この場合、レーザーが出来るのは早くても数カ月後になります。
長期休みの前にレーザーをと思われている方は、その数カ月前に一度診察を受けておきましょう❗️
いきなり長期休み前に受診しても、レーザー出来ない可能性があります。
話を戻しますが…
色素沈着が出やすい肌というのは肝斑を合併していることがほとんどです。
ですので、レーザーをする前に、肝斑がないかどうか見極めるのが大切です。
レーザーをする前に診断が大切!
当院ではレーザー治療前に【肌撮影装置re-Beau】でUV写真を撮って、肝斑の有無を必ず調べます。
肉眼的に肝斑はないと思われる方も、UV写真では肝斑があることが多々あり、日本女性にはホント肝斑が多いと感じますね。
頬部だけでなく広範囲に色素斑が見られた肝斑症例のUV写真
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肝斑があったらどうする?
肝斑にはトラネキサム酸内服が大事ですが、スキンケアやメイクの成分選びや、擦らない動作もとても大切です。
毎日の行動を変えるというのは大変なことです。
特に肝斑やシミを隠したいとコンシーラーを塗ってカバーしていたような方には、それをやめてくださいというのは受け入れ難いことだと思います。
でも、それを変えないと良くならないのが肝斑です。
レーザートーニングやピーリング等の肝斑に効くと言われている治療も、メイクやクレンジングなどによる慢性的な炎症が続いている限り、効果は限定的です。
忍耐力が必要ですが、メイクで隠さなくても良い肌を手に入れるため、ぜひ頑張っていただきたいところです。
しみ取りレーザーの前に必要なこと【まとめ】
◎レーザー治療の前には必ず肌撮影をして肝斑の有無を調べる
◎肌撮影装置はre-BeauまたはVISIAが精度が高くオススメ
最後に
当院では、しみを除去するだけではなく、しみを作らせない肌作りを目指しています。当院ホームページにもぜひお立ち寄りくださいね⤵︎