ヒアルロン酸注入というと『不自然にならない?』と心配される方も多くいらっしゃいます。本ブログでは、40代男性と女性の2症例で、十分な注入量を使用したケースのお写真を実際にお見せして、ヒアルロン酸注入のイメージを共有できたらと思います。
ヒアルロン酸入れすぎ症候群と言われる、頬だけパンパンのいわゆるヒアル顔は、頬の浅い脂肪層だけに極端な注入をした場合に発生します。ヒアルロン酸は本来、顔全体を見て骨の減りがある部位にバランス良く注入するものです。ヒアルロン酸製剤の本来の役割を意識して使用すれば、しっかりとした量を使っても決して不自然なヒアル顔にはなりません。
では、実際のヒアルロン酸注入の効果や経過を見ていきましょう。
【ヒアルロン酸注入症例40代男性】
●年齢:40代
●お悩み:目の下のクマ・目袋・疲れた感じに見える
●治療内容:ヒアルロン酸(ボリューマXCなど)15cc、エランセ 1cc
●スタッフコメント:
最近急に老けた気がするということで、目の下の脂肪の飛び出しやクマが原因だと思うので、そこを改善したいというご希望でした。
手術も含めた他の選択肢もお伝えしましたが、目の下だけではなくお顔全体のたるみ改善もしたいとのことで、またダウンタイムの少なさにも魅力を感じられていたので、ヒアルロン酸15ccとエランセの施術をお受けいただきました。
注入治療は1回で15cc行ったわけではなく、2回に分けて行いました。
1回しか来院できないなどの事情がない限り、1回目の注入で土台作りをして、2回目の注入で細部の調整をする方がより効果を高められると考えています。
お写真は施術1ヶ月後のお写真になります。
エランセのコラーゲン増生効果はまだ十分に出ていない時期ですが、それでも目元の印象はかなり変化しているのではないでしょうか?
額やこめかみ、頬、アゴの減りによるボリュームロスにも注入していますので、全体的に疲れた感じがなくなり、若々しさを感じます。
注入治療は外科手術ではないため、パーツの形が変わったりするわけではありません。あくまでも減った骨の代わりをするものなので、数年前の自分に戻してくれるイメージが正しいかなと思います。とても自然な若返り効果です。
ヒアルロン酸と聞いて想像されるようなパンパンで不自然な仕上がりとは全く違いますね。何なら15cc足した後の方が小顔に見えますね!
目の下の脱脂の手術もしていないのに気にならなくなったと、ご本人もとても喜んでいらっしゃいました。周りの方からも「何だか若くなったね!」と言われるそうです。
ダウンタイムや失敗のリスクを考えると、手術は敷居が高く感じる方も多いです。ヒアルロン酸などの注入治療は、手術まではしたくないけれども若々しくはありたいという患者さんのご希望を叶えるのに適した治療だと思います。
【ヒアルロン酸注入症例40代女性】
●年齢:40代
●お悩み:全体的なたるみ改善、ハリを出したい
●治療内容
たるみに対してヒアルロン酸注入(ボリューマXCなど)13cc
●スタッフコメント
全体的なたるみが気になられて、ご相談いただきました。
お仕事が忙しく、1回でなるべく効果の高い治療をしたいとのご希望でしたので、ヒアルロン酸13ccの施術を受けていただきました。この方のように非常に多忙な方で、ダウンタイムを取れないような場合でも、ヒアルロン酸注入は困らないのが魅力の一つかもしれません。多少の内出血は出る時がありますが、メイクでカバーできる程度ですので、お仕事なども休む必要はありません。
さて、お写真は施術後6ヶ月のお写真になります。
とてもナチュラルで綺麗な仕上がりですよね。
特に注目していただきたいのがフェイスラインのもたつきがスッキリしたことです!
フェイスラインを整えることで、シャープな洗練された印象になります。
またこめかみや額などの凹凸感をなくなり、輪郭が滑らかに整ったので、チークトップの位置が上がり、より若々しい印象になっています。
患者さんからもお喜びの声を頂戴し、これからも2年に1回の注入治療を継続していきたいとおっしゃっていました。
ヒアルロン酸注入を検討している方へ
症例写真をお見せしたように、適切な場所に適切な量のヒアルロン酸を入れてあげることができれば、不自然なパンパンのヒアル顔にはなりません。
ヒアルロン酸注入は、施術する医師の技量と美的感覚次第とも言える治療です。
ですので、安い!などの理由で、クリニックを選ばれるのはおすすめできません。
当院では治療法のご提案をする際に、院長がお一人お一人のお顔を見てアセスメントシートを描いています。
このようにお顔全体のアセスメントをしてもらえるのはうれしいですね。
気になられた方は是非ご相談くださいませ。
↑これは私(看護師)が実際に書いてもらったアセスメントシートです!
私もこれにそって少しずつヒアルロン酸の注入治療を進めています。
毎日見るお顔ですから、鏡を見て「はぁ」なんて思わず、自分の満足できる状態で過ごしたいですよね。
ヒアルロン酸・エランセ治療の合併症:血管塞栓、アナフィラキシーショック、感染、アレルギーなど
※血管塞栓を起こさないために、逆血確認やカニューレ(先の丸い針)の使用をしています。
万が一のためにヒアルロン酸を溶かす製剤も常備しております。
ダウンタイム:内出血(2週間)、凹凸感(2週間〜1ヶ月)、赤み(数日)
★妊娠中・授乳中の方は施術をお受けいただけません。