夏休みのせいか、最近は親子連れでのご来院が多いです。
でも、今朝はビックリ!!
3つある診察室全てが親子連れさんで、何だか小児科みたいでした😋
親子連れといっても、お母様の治療のお供をしてくれる赤ちゃんから、高校生の娘さんはニキビ治療でお母様はシミ治療という方まで様々です。
はだいろははゆったりとした個室で診察や施術を受けていただけますので、小さなお子様連れでも過ごしやすくなっています。
はだいろはクリニックを開業する際、限られた一部の人の為の美容皮膚科ではなく、老若男女どなたでも通っていただきやすいファミリークリニックのような美容皮膚科を作りたいという想いがあったので、今の状況はホント嬉しく感じています。
お子さんのご相談で一番多いのは、『ニキビ』についてです。
日本ではニキビが出来ても受診される方はまだまだ少なく、思春期には出来ても仕方ないものという感じで放置されがちですが、ニキビは尋常性ざ瘡というれっきとした皮膚疾患です。
炎症ニキビが出来ると、皮膚の深い層にまでダメージが及ぶので、治った後も皮膚の陥凹が残ります。いわゆるクレーターと呼ばれている状態です。
美容皮膚科領域も随分進歩しましたが、このクレーターを完全に治すことはまだ出来ません。ですので、ニキビはクレーターを残さないように早期治療する必要があります。
当院では10代の軽度〜中等度のニキビでは
◉適切な洗顔
◉適切なスキンケア
◉適切なメイク(メイクをしたい場合)
◉外用薬(使い方まで細かく指導します)
◉漢方
の5点で治療することが多いです。
外用薬は正しく使わないと効果が出ないので、詳しくお伝えします。
重度のニキビは、上記5点にサリチル酸マクロゴールピーリングも加えて、6点で治療をしていきます。
それでも治らない難治性ニキビには、欧米でニキビ治療として用いられているトレチノイン(ビタミンAの外用薬)やロアキュテイン(ビタミンAの内服薬)も考慮し、なるべく早く炎症を沈め、瘢痕を残さないようにと心がけています。
うちの娘もニキビ世代真っ只中ですので、洗顔、スキンケア、外用薬で治療していますよ。
本当は漢方も飲んで欲しいのですが、親の言うことは聞きませんからね〜😓
将来あるお子様にニキビ跡を残さないため、出来る限り協力いたしますので、なかなか治らないニキビに悩んでいる方はぜひご相談くださいませ。