ヒアルロン酸注入で肌育て⁉︎
お顔のたるみ改善にはヒアルロン酸注入やハイフでボリュームコントロール、というのが私の基本的な考えです。
ですので、当院でヒアルロン酸注入を受けていただいている方にとっては「ヒアルロン酸って深い部分に入れるものでしょ?」という認識かもしれません。
もちろんボリュームを足せるボリューマXCなどのヒアルロン酸製剤は、たるみ治療の主役だと思いますし、大きな効果をもたらしてくれます。
でも、残念ながらそれだけでは今一歩というときもあるのです(涙)
ヒアルロン酸注入によるたるみ改善効果の良し悪しには、お肌の状態が大きく関わっています。
沢山の患者さまにヒアルロン酸とハイフでの組み合わせ治療をお受けいただいていると、同じだけ治療しても、効果が出やすい方と出にくい方というのは確実にあるのが分かります。
お肌にピーンとハリがある場合は、ヒアルロン酸注入を少量するだけで”映え”るのですが、光老化の影響が大きいお肌など状態によっては効果が出にくいのです。
光老化によりエラスチンというお肌のハリの素が減ってゴワゴワしているようなお肌の場合は、ヒアルロン酸注入とハイフのみでは変化がハッキリしないことも残念ながら多くあります。
そんなゴワゴワ肌ならたるみ治療は諦める⁉︎
というわけではありません。
少し手間暇はかかりますが、しっくり”肌を育てる治療”に取り組んで、肌状態を良くしつつ、ハイフやヒアルロン酸注入でのたるみ治療をやっていくといいと思います。
“肌を育てる治療”の代表的なものとして、ECM製剤と言われるような各種注射があり、今回の投稿で挙げたボライトもその一つです。
ECM製剤のECMというのは、”細胞外マトリックス”のことで、細胞を支持固定する役割をしています。ECMを構成する主な成分はコラーゲン・エラスチン・水分で、それらが失われることでお肌は老化していくと言われています。
これらECM製剤でお肌の老化を改善しながら、深い部分へのヒアルロン酸注入を併用した方が、注入量あたりの効果も高まります。
ECM製剤も沢山種類が出ており、それぞれ特徴があります。
ボライトは乾燥肌の方には強くオススメする製剤です。一時的に保水力を高めるだけでなく、アクアポリン3やグリコサミノグリカンなどの潤いをもたらす成分自体が増えることで、保水力が長期持続します。
また、フィブリリン-1というエラスチンを増やす成分が増加することで、お肌の弾力も高まります。
つまり、一時的な乾燥改善に留まらず、お肌の保水機能を根本的に良くしたり、弾力を高めていくなど、まさに”肌を育てる注射”なのです!
光老化の影響もかなり出ていて、全体的なたるみも目立つ状態ですと、一足飛びに改善するのは正直難しいです。美容治療も魔法ではないので、簡単な治療で何歳も若返りが叶うわけではありません。
しかし、着実にやった分だけの意味があるご自身に合った治療を選んで、それをコツコツ積み上げていけば、必ず変化します。
一人一人のお顔立ちに合わせたたるみの治療プランをご提案しますので、「頑張ってみようかな?」という方は、ぜひご相談くださいませ。
【価格】
1cc 88000円
2cc 77000円
3cc 66000円
4cc以上 55000円
1ccあたりの税込価格
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【目安量】
額 1cc
両頬 2cc
顔全体 3〜4cc
首 2〜3cc
手背両手 2cc
ボリュームディスカウントがありますので、まとめて年に1回お受けになられる方が多いです。
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【合併症】
血流障害、アレルギー、遅発性結節など