こんにちは😄
先日、名古屋のラベールミラクリニックにお邪魔しました。
今回は【上顔面注入のテクニックシェアセミナー】ということで新井先生にお声かけいただきました。
いつもありがとうございます🤗
コロナ禍でZOOMセミナーばかりの近頃ですが、対面でのセミナーはやはりいいものですね。ヒアルロン酸注入の手技については、ZOOMでは学べることに限度がありますから。
今回はヒアルロン酸注入を日頃から熱心にされている先生ばかりの集まりでしたので、いつもにも増して(笑)マニアックなコツなどを色々伝授していただけて、楽しくてあっという間に数時間経過してしましました。
セミナー後も私の質問に丁寧かつ熱心にお答えいただいた新井先生にはいつもながら感謝しきりです😉
(東京でのお仕事も控えていらっしゃったのに長々とすみませんでした💦)
沢山の気づきを与えていただきましたが、今回私にとって一番大きなポイントは…
カニューレ(鈍針)を盲信するな。今一度鋭針に立ち返れ!
ということかなと思っています。
以下、患者さん向けにはマニアック過ぎる話になってしまいますが、ご興味ある方はしばしお付き合いいただければと思います💦
私たち医師がヒアルロン酸注入を始めようと思って学び始める際には、大抵の場合、鋭針(普通のトンガった針)からスタートします。厚生労働省認可ヒアルロン酸注入剤を販売しているアラガンが提唱するMD-codesも現在は全て鋭針での注入になっています。
しかし、勉強を進めていくと、カニューレと言われる先の鈍い針の方が内出血を起こしにくいことや、広く面で注入する際に便利なこと…その他諸々の理由でカニューレを多用するようになります。
カニューレ操作に慣れてくると、鋭針の使用頻度がグッと減ってくるのは私だけではないと思います。
でも、今回、新井先生に解剖の動画などを見せていただきまして…
「同じ骨膜上への注入を行ったとしても、鋭針とカニューレではこんなに違うのだ!!!」ということを視覚的に確認できましたので、安易なカニューレの使用に陥らないよう、適材適所を見極めて鋭針とカニューレの使い分けをしっかりしていこうという考えに至りました。
鋭針とカニューレ(鈍針)で同じように骨膜上を狙って注入しても…
解剖して剥がしてみると…
鋭針の場合は、真に骨膜上にヒアルロン酸は存在するのですが、カニューレ(鈍針)の場合は結合織にも絡みついていて、鋭針の場合と僅かに注入層は異なっていました。
このような僅かな層の違いへのこだわりが、安全性や効果の違いとして表れてくるものなので、ヒアルロン酸注入は非常に奥が深い治療法です。
今回のブログは非常にマニアックな内容になってしまいました💦
「どなたが読むのかな〜?」という感じですが、注入治療が好きな医者の頭の中はこんなことまで考えているのだな〜と面白く思っていただけましたら幸いです😉
あ〜早くコロナが治まってほしいです❗️
海外での解剖セミナーに行きたくてウズウズ😓