毎朝、双子の息子に30分だけママ塾を開いていますが、今日は厳しく言って泣かせてしまいました。
9歳とは言ってもまだまだ幼い息子たちが可愛くて仕方ないので、泣かせてしまうと私の気持ちの方が折れそうですが、時には本気で厳しいことを言うのも必要だと自分に言い聞かせています。
ママ塾を始めて2か月。
最初は簡単な計算など負荷の少ないもので勉強習慣を付けることを目的にしていましたが、習慣付いてきたので、そろそろ少し考える問題をと算数の文章題なども解かせています。
すると、当然解けない問題が出てくるのですが、双子でやらせると、片方が出来てもう一方が出来ないことも多々あります。
そういう時に、出来なかった子は、理解出来ていないのに分かっている振りをしようとします。目の前で最大のライバルがいるのですから負けを認めたくない気持ちになるのは良く分かります。
自尊心を守る防衛本能でしょうね。
でも、現実を認めない限り進歩はありません。
小学校、中学校の間は同じ学校に進み、同じ問題を解き、同じテストを受けて生きていかねばなりません。本人たちにしか分からない苦労があると思いますが、残念ながらこれが双子の宿命です。
ライバルに負けたのを認めるのが嫌だからと言って、理解していないのに理解している振りが癖になると、その子は伸びません。
ですので、今朝は息子たちに厳しい話をしました。
「双子はイヤでも較べられるのはよく知っている。」
「君たち自身もお互いに負けたくないと思うのもよく分かる。」
「でも、出来ないことを出来る振りをして、それは君自身のためになると思う?」
「目先の悔しい気持ちに負けないで、出来ないことを認められる強さを持とう。」
出来ないことを認める!
大人にだって難しいことです。
私だってなかなか出来ません。
でも、これが出来る人間って、幾らでも伸び代が広がっていくと思うんです。
ふと、イソップ童話の『酸っぱい葡萄』を思い出しました。
背が届かず取れなかったからといって、「あの葡萄は酸っぱいんだ。だから別に食べたかったわけじゃないし。」と自分に言い聞かせる狐のようにはなりたくないし、子供たちにもなってほしくない。
葡萄を取れなかったことを認めて、工夫を重ねて、ぜひ『甘い葡萄』を取って味わってほしいと思います。
まだ9歳ですし、息子たちにどれほど伝わったかは分かりませんが、伝えたいことは時には泣かせてしまっても伝えていきたい…というのは独り善がりでしょうか。
以上、子育て話でしたが、私のこの考え方はクリニックでも同じです。
当院では全ての患者さんに対し、肌診断撮影をしております。
すると、たまに「えーっ、撮影は嫌です。見たくないです。」という方がいらっしゃいます。
これには私困ってしまうわけです。
「シミがある。」「肝斑がある。」「シワがある。」「タルミがある。」…という現実を直視していただいた上で、一緒に治療法を考えて行きましょうというのが、当院の方針ですので「見たくない。」と言われるとどうしようもありません。
シミが沢山ある方に「全然大丈夫ですよ。シミ少ないですよ。」とは私は言えません。
シミやシワの指摘は、人によっては厳しく聞こえて気分を害されるかもしれません。
でも、私は当たりがソフトな言葉よりも、厳しく響いたとしても実のある発言をしたいと思っています。
これも独り善がりかしら? 笑
日々自問自答しながら診療や子育てをしております。
これからもよろしくお付き合いくださいませ。
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