CASE
年齢による頬のたるみや下がりが気になられており、ほうれい線やフェイスラインのもたつきの改善を希望されていました。
ダウンタイム

皮下出血、腫れ、凹凸など

リスク

血管内注入による血行障害、アレルギー、細菌感染など

50代になりますと多くの方でお顔全体のたるみが気になり、下がってきた脂肪によりフェイスラインの凹凸が生じてきます。

本症例の方も、フェイスラインの凹凸感を良くしたいとのことでしたが、実は一気にそこを改善するのは難しいケースがほとんどです。なぜなら、下顔面であるフェイスラインの凹凸やもたつきというのは、もっと上部にあるおでこ・こめかみ・頬のたるみにより下がってきた脂肪が集まった結果だからです。

ですので、フェイスラインのもたつきを解消し、凹凸を無くそうとすれば、上顔面・中顔面の治療から始めないといけません。

今回のケースでも、おでこ・こめかみ・頬・アゴ周りと、お顔全体に対してヒアルロン酸注入でアプローチしていくのが理想的な治療ではありましたが、それだと必要なヒアルロン酸製剤の量が15ccほどと想定されました。もちろん美容治療にはご予算がございますので、相談の結果、今回は6ccで治療することになり、出来る限りシャープな輪郭を意識し、リフトアップされた印象を作り上げることにしました。

治療前後のお写真になります。

治療前

治療後

治療前

治療後

治療前

治療後(耳の映りこみにより輪郭が見づらく申し訳ありません)

 

ご提案した治療計画では15ccでしたので、6ccですとまだまだ改善したい点が残った状態です。しかし、それでも頬のリフトアップ、全体的な重心の上昇、フェイスラインのもたつき改善、輪郭の凹凸の減少などが見てとれます。ご本人様も「写真よりも実物の方がずっと変化分かる!」と大変喜ばれて、お写真のご協力もいただけました。

ヒアルロン酸製剤が吸収されるのには意外と時間がかかりますので、1回で完成させる必要はなく、数ヶ月や数年かけて積み上げていくのも良いものです。今回の治療を土台に、今後何ccか追加治療できればより完成度の高いたるみ改善が見込めます。ご自身のペースで、無理なく継続していくのが何よりです。

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