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たるみにはヒアルロン酸とハイフの併用が効果的|順番・治療間隔など

たるみ治療には、手術・糸リフトなどがありますが、はだいろはクリニックでのたるみ治療は、ヒアルロン酸注入とハイフHIFU(ウルトラセルQプラス)の組み合わせ治療を基本としています。

このブログを読んでいただくと下記の内容が分かり、ご自身のたるみ治療について大まかな道筋が見えてくると思います。

  • ヒアルロン酸注入がたるみに効くメカニズム
  • ハイフがたるみに効果的なメカニズム
  • ヒアルロン酸とハイフの併用がたるみ改善に適している理由
  • 自分は何の治療からスタートすれば良いか?

    効果的なたるみ治療を行うには、たるみの原因を知らないといけません。まず、たるみのメカニズムからスタートしましょう!

    たるみはなぜ起こる?原因は?

    お顔の老化は、皮膚だけに起きているものと思われがちですが、実は骨格や筋肉、皮下組織を含むお顔全体の組織構造が、立体的に変化しています。

    加齢と共に骨も減っていく

    年齢を重ねていくと骨の吸収が進み、それに伴って骨が小さくなっていきます。これを骨萎縮(こついしゅく)と呼んでいます。

    加齢変化で皮下脂肪も減る

    皮下組織(皮下脂肪)のボリューム減少、位置移動、下垂、筋膜や靭帯の緩みも起こります。お顔の上側、つまり額やこめかみは脂肪が減ってゴツゴツしてくるのに対し、お顔の下側のフェイスラインやアゴ下には余った脂肪が気になるという現象は多くの方で現れてきます。

    このようにたるみは複数の原因が組み合わさることにより起こっていますが、その中でも骨の減りとそれに伴う皮下組織の下がりが一番大きなたるみの要因になっています。

    ヒアルロン酸がたるみに効く理由

    ヒアルロン酸注射(注入)の役割

    ヒアルロン酸は骨や脂肪の減りを補うのが主な役割です。お顔全体を細かく見ると、額、こめかみ、目の下、頬骨の下、ほうれい線付近、アゴ周りと、ボリュームが年齢と共に減ってしまっている部分は多くあります。これらの部分にヒアルロン酸注入でボリュームを補うと、立体感のある滑らかな輪郭のお顔になり、若々しさが実現します。

    ヒアルロン酸注入の効果

    お顔全体のボリューム減少を補うと、下がっていた皮下組織が元の位置に戻るような重心移動が起きて「フェイスラインのもたつきが減った。」「下がっていた頬が引き上がった。」などのリフトアップ効果が得られます。

    ヒアルロン酸注入の実際がわかる症例写真はこちら

    ヒアルロン酸注射のメリット

    骨萎縮によるボリューム減少を改善できる治療法には、他のフィラー(皮膚充填剤)や脂肪注入も候補に上がるかもしれません。しかし、ヒアルロン酸製剤は、ヒアルロニダーゼという溶解剤で溶かすことができるので、他のフィラーに比べて安全性の点では優れています。また、少量ずつ注入していくことでボリューム調整が可能な点も大きなメリットでしょう。

    安全性や効果を最優先に

    当院では安全性や効果の点で優れている厚生労働省認可のアラガン社ジュビダームシリーズのみを使用し、部位や肌質によってボラックスXCボリューマXCボリフトXCボルベラXCを使い分けしています。

    医師によって仕上がりが異なる

    このようにヒアルロン酸注入は、たるみを改善しようと思うと必要不可欠な治療です。しかし、同じ製剤を使用した場合でも、医師の技術によって仕上がりが大きく異なるのがヒアルロン酸治療の特徴です。ヒアルロン酸注入は、『お顔のどの部分に』『どれくらいの量で』『どの製剤を使って』治療するのかを、自由に選択できます。とても自由度の高い治療です。この自由度の高さが、良い点でも悪い点でもあるのです。下記に、当院でのヒアルロン酸注入前に用いる治療計画書の一例をお示しします。

    このアセスメントは一例であり、唯一の正解があるわけではありません。しかし、このように自由度の高い治療であるからこそ、ゴールを見据えた治療計画は大切です。無計画に治療すると、いわゆるヒアル顔(入れ過ぎ症候群)のような不自然さを生み出すリスクもあるのがヒアルロン酸注入治療です。ですので、安全に最大限配慮しながら高い技術の治療を行なっている、そのような医師のもとで受けていただきたいと考えます。安全なヒアルロン酸治療のために当院で行なっている工夫については当院のヒアルロン酸注入についてをご覧ください。

    たるみ改善にはHIFUハイフも!

    ヒアルロン酸注入によるたるみ改善の効果を最大限に発揮するために、ハイフとの組み合わせ治療は優れています。

    ハイフの役割と効果

    ハイフとは超音波を一点に集束させることで、ターゲットに熱を与えるたるみ治療機器で、当院ではウルトラセルqプラスを使用しています。

    ウルトラセルqプラスには、1.5mm・2.0mm・3.0mm・4.5mmのカートリッジがあります。脂肪を減らす際には4.5mmリニアカートリッジを主に用いる、皮膚のコラーゲンを増やすには.5mmや2.0mmのドットカートリッジを用いるなど、目的や皮膚の厚さに合わせて選択していきます。

    ハイフの効果をしっかり出すには

    「他院でハイフを受けたけれども、効果がよくわからなかった。」というお声もよくお聞きします。ハイフの効果を最大限に発揮するためには、マニュアル通りの全顔均一な照射では不十分なのです。お顔の脂肪の厚みや、脂肪の分布などを観察して、それに合わせた治療計画が必要です。当院では、治療前にお顔立ちに合わせたアセスメントを行なっています。

    当院のHIFUハイフ治療について

    ヒアルロン酸とハイフの実際

    ヒアルロン酸とハイフの使い分け

    簡単に言うと、ヒアルロン酸は足し算の治療、ハイフは引き算の治療、と言うことができます。下記の写真をご覧ください。

    (左:治療前  右:治療前アセンスメント)

    青色の部分(ボリュームが減っている部分)は骨や脂肪の萎縮が目立つところ赤色の部分(ボリュームか余っている部分)は脂肪が重力に従い下に落ちてきて溜まっているところになります。

    青の部分にヒアルロン酸注入でボリュームを足してやって、赤の部分のボリュームをハイフで減らしてやるというのが、ヒアルロン酸とハイフの基本的な使い方になります。

    この治療方針で施術したのが下記のお写真です。

    (左:治療前  右:治療後)

    使用製剤:ヒアルロン酸7cc(ボリューマXC 6cc,  ボリフトXC 1cc), エランセ 1cc

    合併症:アナフィラキシー、感染、遅発性アレルギー、血流障害など

     

    お顔のシワやたるみを「ほうれい線」や「マリオネットライン」のように部分的に見るのではなく、全体的なボリュームの増減と捉えて治療することで、自然な若々しさが実現できます。

    ヒアルロン酸とハイフ、私はどちらからスタートすればいいの?

    青色の面積が多くなりがちな痩せ型の方は、ヒアルロン酸多め、ハイフ(ウルトラセルQプラス)少なめの治療バランスが適していることが多いので、順番としては先にヒアルロン酸注入から取り組むのが良いかもしれません。

    赤色の面積が多くなりがちなふくよかな方は、ヒアルロン酸少なめ、ハイフ(ウルトラセルQプラス)多めのバランスが適していることが多く、ハイフを先にしてからヒアルロン酸という順番が最適かと思います。

    ヒアルロン酸とハイフの治療間隔

    ヒアルロン酸とハイフの併用治療に関して「ヒアルロン酸からハイフの期間はどれくらい開ければいい?」「ハイフを照射したらヒアルロン酸が溶けるってホント?」というご質問もよくいただきます。

    ヒアルロン酸注入部位とハイフ照射部位は、上記のヒアルロン酸とハイフの使い分けで説明した通り、部位が異なります。ですので、ハイフを照射したらヒアルロン酸が溶けるなどの影響を通常は考慮する必要はありません。仮に照射部位が重なる場合でも、現状大きなトラブルは報告されていません。

    当院ではヒアルロン酸注入後にハイフを照射する場合は、4週間以上空けて施術をしており、ハイフ後にヒアルロン酸注入をする場合は、2週間以上の間隔を取っています。

    ヒアルロン酸注入が不必要な方は?

    たるみの一番大きな要因は、加齢による骨の減りです。20代後半以上の方では、ほぼ全員に何らかの骨萎縮(こついしゅく)のサインがみられるので、ヒアルロン酸注入が不必要な方はいないと言ってもいいでしょう。糸リフトや手術では、ボリュームの減りを取り戻すことができません。ですので、たるみを改善したい方は、ヒアルロン酸注入で減ったボリュームを補う必要があります。

    ハイフが不必要な方は?

    骨の減りが進むと、皮下脂肪も下がりがちになり、痩せ型の方であってもフェイスラインやアゴ下に不必要な脂肪が溜まってきます。ハイフでこれらの不必要な脂肪を減らすと、輪郭の凹凸も改善し、滑らかな輪郭が実現します。30代以上のたるみ改善には、ほぼ例外なく必要な施術です。稀な例ですが、極端に皮下脂肪量が少ない方はハイフをしない方がよいこともあります。

    ヒアルロン酸注入とハイフ以外のたるみ治療について

    基本はヒアルロン酸とハイフで

    ヒアルロン酸注入とハイフの併用治療は大多数の方に効果的なたるみ改善の基本治療です。しかし、これらの基本治療では改善が不十分な場合もあります。

    皮膚の伸びや余りが目立っている

    短期間で10kg以上体重が減少した場合、引き伸ばされて余った皮膚が垂れ下がりがちです。このような皮膚の余りに対しては、フェイスリフト手術で切除する方が、効率的にたるみ改善が図れる可能性があります。

    フェイスラインをよりシャープに

    ヒアルロン酸注入とハイフでも、お顔の重心を上方に移動させて、スッキリとした卵型のフェイスラインに近付けることはできます。しかし、V字型のシャープなフェイスラインを希望される場合は、糸リフトを併用して脂肪の移動もした方が効果的です。

    たるみ改善はまず基本治療からスタート

    ヒアルロン酸注入とハイフだけで、全てのたるみが解決するということではありません。しかし、これらの治療は、フェイスリフト手術や糸リフトをされる方にも必要な施術です。ヒアルロン酸注入とハイフをたるみ改善の基本治療としている理由は、これらが一部の方にのみ必要な治療ではなく、たるみ改善を目指す方のほとんどに必要な治療だからです。

    “はだいろは”のたるみ治療について解説はこちら

    治療料金について

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