こんにちは😄
寒くなるとシミレーザーを計画される方が増えます❄️今年もシミのご相談が増えてきて、「今年もそんな季節だな〜。」と季節感を味わっています😆
実はシミ治療は奥が深く…
「シミをレーザーで除去すればおしまい。」というほど簡単なものではありません。
簡単に説明すると
シミ治療=①シミ除去+②炎症後色素沈着コントロール+③シミ予防
からなります。
①シミ除去
日光によるシミでも、平らな老人性色素斑や、盛り上がった脂漏性角化症では異なるレーザーでの除去になります。Qスイッチルビーレーザーや炭酸ガスレーザーを用いて除去していきます。
②炎症後色素沈着コントロール
レーザー治療にあたって、とても大切なのが炎症後色素沈着のコントロールです。レーザーはシミを除去する際、皮膚を傷付けますのでどうしても傷跡の色(色素沈着)が一時的に残りがちです。日本人の場合、約4割の方に色素沈着は出ると言われています。この色素沈着をなるべく出ないように予防したり、出てしまっても早期に良くなるようにするのが、患者さんの心理的負担を軽減するために大切と考えています。ですので、色素沈着予防のために、必要に応じてトラネキサム酸をレーザー前から内服していただくこともあります。
③シミ予防
レーザーでは皮膚表面に現れているシミの除去をしていますが、実は皮膚深部ではもっと沢山のシミが潜んでいます。
当院ではre-Beau(レビュー)という肌撮影の機械を用いて、初診時に潜在シミの確認などをして治療計画を立てています。
真ん中のUV画像で潜在シミを確認⤵︎⤵︎⤵︎
何の手立ても講じないと、これらの潜在シミは数年後には大半が表面に現れてきてしまいます。頻繁なレーザー治療は控えたいところですし、これらの潜在シミに対してはゼオスキンを使用することによって対策をしています。ゼオスキンでは、レチノイドで皮膚のターンオーバーを促し、新たな細胞にはハイドロキノンでメラニンを抑制することで、潜在シミを減らすことができます。もちろん日焼け止めや帽子など、光老化対策が大切なのはいうまでもありません。
このように当院のシミ治療は、なかなかボリューミーです 笑
一時凌ぎの治療ではなく、根本的な改善を図る治療というのが当院の方針ですので😁
「シミにレーザーを当てれば終わり!」と考えていた方はビックリされるかもしれません。ですが、シミ除去をしたい方というのは、色素沈着も軽く済ませたいとお考えでしょうし、これから出てくる潜在シミも減らしたいと思っていらっしゃるのではないでしょうか?
ですので、少し大変だとは思いますが、①②③の全てをがんばっていただいて、今後シミに悩まないでいいようなお肌を手に入れていただければと願っています。
最後までお読み下さりありがとうございました!
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