最近よくニュースで取り上げられているプラスチック製品の海洋汚染。
レジ袋が魚や海鳥の体内から大量に見つかっており、ニュースが流れる度、心苦しく、そして少しでも何かできることは無いのか、と考えます…
レジ袋の無料での配布を禁止する動きや、ストローを廃止して代わりに紙ストローや、マカロニ!?ストローなにどするお店も出てきました。
プラスチック製品といえば、このようなレジ袋やプラスチック容器が思い浮かぶと思います。これらは紫外線などで劣化してとっても細かくなっていくのですが、小さくなるから大丈夫というわけではないんです。
最近、特に問題視されているのは、その5ミリ以下の微小な粒「マイクロプラスチック(MP)」による海洋汚染。
参照https://recyclehub.jp/articles/news/2016022301/
歯みがき粉や洗顔料に入っているスクラブ剤などの原料の時点で小さなプラスチックを「マイクロビーズ」と呼び、これもMPに含まれます。
マイクロ プラスチック(MP)という名前のように、プラスチックは自然に還ることができないため、最終的には海へ蓄積されていきます。(環境を配慮した生分解性のプラスチック『グリーンプラ』なども誕生しています)
海に辿り着いたMPは、有害な化学物質を吸着するので、魚の体内に蓄積・濃縮され、食物連鎖でそれらを食べる鳥や人間にも悪影響を及ぼすと懸念されています。
また、水面に浮かんだMPは、プランクトンの光合成の邪魔をするので、こちらの面でも食物連鎖が起こります。(ちなみに当院で販売しているアンティアンの石鹸は下水に流されても24時間で分解されます)
海洋汚染について、今日のセミナーでも院長が触れていましたが、
ハワイでは日焼け止め禁止!?という
ニュースが昨年流れていましたね。
これは日焼け止めを使ってはいけない!という訳ではないんです。
正確には、サンゴ礁やウミガメなどの生物に影響を与える
紫外線吸収剤が入っている日焼け止めが禁止なのです。
紫外線吸収剤は、皮膚炎やガンの発症や、ホルモンバランスを乱したりと、
お肌のトラブルを引き起こします。
紫外線吸収剤を使用してない日焼け止めは、
自然環境だけでなく、私たちも守ることができるのです。
日本で売られている日焼け止めには、紫外線吸収剤が入っているのが多数です。
本日のセミナー参加の方にも、普段お使いの日焼け止めを持参いただいたのですが
どの方にも紫外線吸収剤が入っており、皆さま驚かれていました。。
日本でも外国のように、きちんと成分の規制がされるといいなと思います。
参照:NHK news web